公式ブログ

全ての記事一覧

第13回試験問題へのご質問に対する回答

第13回試験問題について、いくつかのご指摘・ご質問を頂戴いたしました。

ありがとうございます。以下のとおり、回答申し上げます。

なお、3級問31と2級問8につきましては、出題範囲である『公式テキスト』の記述内容より

正答が導き出せないことから、当該設問につきましては、受験者全員を正解といたします。

受験者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

■3級・問26
【問題】

Aの位置における地球の季節(節気)はいつか。

①春分
②夏至
③秋分
④冬至

【正答】

【解説】

①春分点(うお座)の方向に地球があるときが春分ではなく、太陽が春分点方向に位置するときが春分である。

【質問】

正答は春分なので①ではないでしょうか。

【回答】

解答速報の正答に誤植がありました。解説にあります通り、正答は「①春分」です。お詫びして訂正いたします。

 

■3級・問31
【問題】

2021年12月25日に打ち上げが成功した宇宙望遠鏡の略称はどれか。

①TESS
②HST
③JWST
④TMT

【正答】

③JWST

【解説】

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は口径6.5mの主鏡を備えた赤外線を観測する望遠鏡で、光を集める能力はハッブル宇宙望遠鏡の6倍もある。2022年の夏ごろから本格的に観測を始める予定で、宇宙最初の星(ファーストスター)の発見や太陽系外惑星の観測などの成果が期待されている。

【質問】

『公式テキスト3級 2021~2022年版』(初版1刷)で勉強しましたが、設問に「2021-12-25打ち上げ成功の・・・」とあります。テキストに記述がある範囲外からの出題ではないでしょうか。

【回答】
本設問では、「2021年12月25日に打ち上げに成功した宇宙望遠鏡の略称」を問うていますが、『3級テキスト2021~2022年版』の101ページには、JWSTに関して、「打ち上げはくり返し延期されているが、今のところ2021 年内に打ち上げられる予定」とのみ記述されています。これは、テキスト編集制作時には、まだJWSTの打ち上げが行われる前であったことによるものです。加えて、テキストには、選択肢「①TESS(太陽系外惑星の全天トランジット探査衛星)」に関する記述、および選択肢「②HST(ハッブル宇宙望遠鏡)」の略称の記述もありませんでした。テキストの記述より正答が導き出せないことから、本設問は出題範囲である『公式テキスト』の記述範囲外の内容を問う設問であったため、全員正解といたします。

■2級・問8
【問題】

日本の律令制においては、都に陰陽寮という機関が設置され、天文博士、陰陽博士、暦博士、漏刻博士が置かれていた。このうち漏刻博士は、何を担当していたか。

①占い
②治水
③時刻
④暦

【正答】

③時刻

【解説】

漏刻とは水時計のことで、漏刻博士らはこれを管理し、時報を告げていた。天文博士は占星術を、陰陽博士は陰陽師の養成を、暦博士は暦の編纂を担当していた。

【質問】
『公式テキスト2級 2021-2022年版』には、漏刻博士の具体的な役割については記述がないと思われますが?

【回答】
試験問題の出題範囲である『公式テキスト2級 2021~2022年版』には、ご指摘のとおり、陰陽寮についての記述部分に、天文博士以外の博士の役割については記述がなされておらず、3級問31と同様に、テキストの記述より正答が導き出せないことから、本設問は出題範囲である『公式テキスト』の記述範囲外の内容を問う設問であったため、全員正解といたします。