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2級合格者アンケート

昨日に引き続き、

昨年の2級合格者から頂いたアンケートを

ご紹介させていただきます。

 

2級となると、

覚えなくてはならないことが、ぐっと増えるので、

繰り返し学習がポイントみたいですね。

 

なお、スペースの都合上、

掲載文は、原文通りではありません。

御了承ください。

 

■2級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

6ヵ月以上

1日の平均勉強時間は?

時間がとれるときに勉強

どのような勉強法を行いましたか?

物理や数学の基礎ができていない点が、

最大の悩みです。

なので、今回は関係のある分野を中学レベルから

勉強し直しました。

テキスト内容よりもこちらに多くの時間を

費やすことになりました。

検定対策にオススメの本は?

『教養のための天文学講義』米山忠興(丸善出版)を

とりあえず挙げますが、おススメの対策本があるのなら、

こちらが教えていただきたいものです(苦笑い)

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

たとえ良い成績がとれなくも、大好きな宇宙についての知識を

さらに一歩深めてくれるのが、この検定の醍醐味です。

受験は年一回の楽しいイベントになりました。

 

■2級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

1か月

1日の平均勉強時間は?

1時間以内

どのような勉強法を行いましたか?

『2級テキスト』の他に『3級テキスト』も読み、

理解を深めるよう努めた。

表・グラフが意味するものをイメージとして、

記憶できるようになるまでに時間がかかった。

検定対策にオススメの本は?

『宇宙』(成美堂出版)。

美しい写真やイラストで見ているうちに引き込まれてしまいます。

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

テキストの章末問題で間違えた箇所を

繰り返して解く練習をすると良いのでは。

 

 

■2級合格者:むー様

検定に向けた学習期間は?

1ヵ月

1日の平均勉強時間は?

2時間以内

どのような勉強法を行いましたか?

テキストを3周くらい読む。

わからないところを書籍やネットで調べる。

天体の名前を覚えることに苦労した。

検定対策にオススメの本は?

雑誌「ニュートン」

ブルーバックスの書籍(講談社)

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

テキストだけでなく「ニュートン」なども

活用すると良いと思います。

 

 

■2級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

3ヵ月~2カ月

1日の平均勉強時間は?

2時間以上

どのような勉強法を行いましたか?

テキストを読む→問題を解く、の繰り返し。

9章は専門的な用語が多く、覚えるのに苦労しました。

検定対策にオススメの本は?

『観測的宇宙論への招待』池内了(日経BP社)

『宇宙の始まりと終わり』二間瀬敏史(ナツメ社)

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

書いて覚える方もたくさんいらっしゃいますが、

私の場合は書くだけで覚えたつもりになってしまうことが多かったので、

まずはテキストを何度も読み込むことが大切だと思います。

 

 

■2級・3級合格者:星の館の人様

検定に向けた学習期間は?

6ヵ月~4カ月

1日の平均勉強時間は?

1時間以内

どのような勉強法を行いましたか?

過去問を解き、4択で1つでも迷う問題がある場合、

深く理解するために1問ずつ勉強していった。

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

まずは楽しく。

4択じゃなくても答えられるようにできれば完璧!

 

 

■2級・3級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

6ヵ月~4カ月

1日の平均勉強時間は?

2時間以内

どのような勉強法を行いましたか?

公式テキストを各章毎に勉強。

わからない言葉や単語、内容はインターネットですぐ調べ、

まとめをノートに書き写し、

暇を見つけてはノートを見るようにした。

そして、問題集を解くなかで、自分の不得手な項目を見つけ、

集中的に勉強した。

検定対策にオススメの本は?

『公式テキスト』『公式問題集』

雑誌「星ナビ」(アストロアーツ)、

雑誌「天文ガイド」(誠文堂新光社)

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

公式テキストを中心に勉強し、各章毎にある程度、

知識が頭に入ったかなと思ったら、問題集を解いて、

答えられなかった内容を見直す。

これを続けると、自分の弱い分野がよくわかるので、

そこを集中的に勉強する。

 

 

■2級・4級合格者:奈須田相差様

検定に向けた学習期間は?

1ヵ月

1日の平均勉強時間は?

30分以内

どのような勉強法を行いましたか?

『公式テキスト』『公式問題集』をひととおり読む。

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

ホームページに毎回載る「解答速報」と「講評」を

全級見ておくといいです。

毎回「講評」で書かれてるとおり、

公式テキストと公式問題集に全部目を通すだけで、

得点率アップします。

特に、宇宙論や歴史、神話は、テキスト・問題集に

書かれたことのない理論やエピソードは、

よほどタイムリーな話題でなければ出題されません。

合格者の勉強法

第7回天文宇宙検定の試験日まで、

あとひと月と少し。

 

「どんな問題が出るのかしら?」

「どんな勉強をすればいいのかなぁ?」

という声にお応えすべく、

昨年の合格者の皆様から頂いたアンケートから、

その内容の一部をご紹介させていただきます。

 

これから検定に挑戦される方、ぜひご参考に。

なお、スペースの都合上、

掲載文は、原文通りではありません。

御了承ください。

 

まず、本日は準1級と1級合格者の方の声。

1級試験は、過去5回開催されましたが、

合格されたのは、いまだ20名足らずです。

 

「天文宇宙博士」となられた方々には、

天文学に長く親しんでこられた方や、

実は、理工系の勉強をなさってきた方など、

強者揃いといった感がありますが、

みなさん、宇宙が好きという共通点があるようで。

日々の研鑽が実ったという印象です。

 

アンケート用紙に加えて、

びっしり書き込みされた別紙を添えて、

御回答いただいた方もありました。

御回答いただいた皆様に、

この場を借りて御礼申し上げます。

 

■準1級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

3ヵ月~2か月

 

1日の平均勉強時間は?

1時間以内

 

どのような勉強法を行いましたか?

放送大学の「宇宙を読み解く」「宇宙とその進化」を

録画して気になる部分を重点的にチェックし、

ノートにまとめました。

その際、『超・宇宙を解く』公式参考書を活用し、

『公式問題集』を繰り返し見返しました。

 

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

何から取りかかればよいか悩んだときは、

恒星の進化について勉強すると、

自然と他の分野にも派生して、

芋づる式に覚えられるように感じました。

 

 

■1級合格者:ハンドルネーム ごまどうふ様

検定に向けた学習期間は?

6ヵ月~4か月

 

1日の平均勉強時間は?

1時間以内

 

どのような勉強法を行いましたか?

テキストを読む。興味ある所から。

雑誌やニュースをみて、疑問点は調べる。

 

検定対策にオススメの本は?

『基礎からわかる天文学』半田利弘(誠文堂新光社)。

網羅的でわかりやすいと思います。

 

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

好きなところから始めるのが一番だと思います。

 

 

■1級合格者:ハンドルネーム TAKU様

検定に向けた学習期間は?

3ヵ月~2ヵ月

 

1日の平均勉強時間は?

2時間以上

 

どのような勉強法を行いましたか?

『超・宇宙を解く』、『1級公式問題集』3冊、

『2級公式問題集』2冊から、

過去問のレジュメを作っての精査、精読。

 

検定対策にオススメの本は?

『現代の天文学シリーズ17巻』岡村定矩 他(日本評論社)

 

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

諦めずコツコツやれば、通ります。

 

 

■1級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

6ヵ月~4ヵ月

 

1日の平均勉強時間は?

1時間以内

 

どのような勉強法を行いましたか?

『超・宇宙を解く』・『公式問題集』を読んで解きました。

苦労したことは特になく、楽しんで勉強できました。

 

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

理解できるまで、問題を多方面から検討するとよいと思います。

 

 

■1級合格者:越ケ浜六区様

検定に向けた学習期間は?

3ヵ月~2ヵ月

 

1日の平均勉強時間は?

2時間以内

 

どのような勉強法を行いましたか?

『超・宇宙を解く』や『公式問題集』を通読はした。

その他の天文関連の書物を購入し、できるだけ読むようにしました。

全くの独学であることに苦労しました。

 

検定対策にオススメの本は?

『最新天文百科』(丸善出版)

『完全独習現代の宇宙物理学』(講談社)

『新天文学辞典』(講談社)

『完全図解宇宙手帳』(講談社)

 

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

テキスト以外の本からの知識を習得することで、

より理解が深まる。

天文ニュース等で最新情報を得る。

 

 

■1級合格者:匿名様

検定に向けた学習期間は?

6ヵ月以上

 

1日の平均勉強時間は?

30分以内

 

どのような勉強法を行いましたか?

1年を通じて公式参考書を読み込む。

過去問題を解き直す。

『新天文学辞典』(谷口義明監修・講談社ブルーバックス)を読み切る。

「天文ガイド」「星ナビ」を毎月購読。

試験1ヵ月前は、国立天文台・アストロアーツの

トピックス記事等を拾い読みする。

新聞の天文関係記事があればスクラップする等。

一通りの物理学の基礎は学んでいたので、

読み込むのに「何が書いてあるのかさっぱりわからない」ということはなく、

理解しながら読み進めることができた点が大きかったのではないかと思う。

 

これから検定の勉強を始める方へメッセージ

1年で合格しようとせずにマイペースで勉強することだと思います。

興味が続けば必ず合格します。

続けているうちに自分が理解している得意分野も広がり、

毎年受ければ「試験問題の当たり年」にも出会います。

 

明日は、2級のアンケートをご紹介する予定です。

 

ご質問への回答【第6回試験問題について】

試験後に開催した「答え合わせ会」や、メール等で、

いくつか御質問をお寄せいただきましたので、

御回答、および補足説明をいたします。

 

 

■【質問1】

2級問39は、②も正解なのでは?

 

 

【2級 問39】

固体ロケットと比べたときの、液体ロケットの利点は何か。

①開発コストが小さい

②大きな推力が得られる

③燃焼の中断、再着火ができる

④燃料を充填したまま長期保管ができる

 

 

【正解】

 

 

【解説】
以下の表のように、

固体ロケットと液体ロケットの双方に利点と欠点がある。

例えば、

H-ⅡAロケットは、液体水素と液体酸素を推進剤とした

液体ロケットであるが、

搭載重量に応じて固体補助ロケットを追加するなど、

双方の利点を活用している。

 

 

【補足説明】

「推力」と「比推力」は、混同しがちなので、

本問はまぎらわしい問題だったかもしれません。

 

上に挙げたのは解答速報からの抜粋です。

解説文中の『2級テキスト』図表9-1では、

液体ロケットと固体ロケットの「比推力」は比較していますが、

「推力」については比較されていません。

 

『2級テキスト』傍注(P.124)にある

「液体ロケットの方が燃焼効率はよいので、

比推力や噴射速度は高くしやすいが、

推力は固体ロケットの方が高くしやすい」

という記述等が正答を選び出すカギとなります。

 

まず、「推力」とは何かを考えましょう。

推力とはロケットを進行方向へ推し進める力で、

ロケットから毎秒噴射される燃焼ガスの質量と

燃焼ガスの噴出速度の積に比例します。

単位はN(ニュートン)です。

1Nは1kgの物質に1m/s² の加速度を

生じさせる力をいいます。

 

「推力」の大きさにおいて、

液体ロケットは固体ロケットに及びません。

具体的に推力の絶対値を比較すると、

以下とおりです。

 

【液体ロケットの例】

スペースX ラプター・・・・・・ 3050 kN(キロニュートン)

スペースシャトル SSSE・・・・・・ 1860 kN(キロニュートン)

 

【固体ロケットの例】

スペースシャトル固体ブースター・・・・・・ 12500kN(キロニュートン)

M-Vロケット M-14・・・・・・4214kN(キロニュートン)

 

H‐ⅡAロケットにおいても、

第1段のメインエンジン(液体)の推力は、

真空中およそ1100KN(キロニュートン)ですが、

両脇についている固体燃料ロケットの推力は、

1本あたりおよそ2500KN(キロニュートン)もあります。

 

つまり、

「②(液体ロケットは固体ロケットより)

大きな推力が得られる(利点がある)」

とはいえないので、②は不正解となります。

 

ちなみに、「比推力」で比べると、

液体燃料ロケットの方が大きいです。

『2級公式テキスト』(P.124・125)にあるように、

「比推力」とは、発生する推力を

1秒当たりの推進剤消費量で割ったもので、

推進剤の性能を示すものといえます(単位は秒で表します)。

 

つまり、比推力とは、

単位質量の推進剤が単位質量の推力を何秒間出せるか、

と言い換えることもできます。

H‐ⅡAロケットの場合、

第1段メインエンジン(液体)の比推力は約440秒、

両脇の固体燃料ロケットの比推力は約283秒であり、

液体燃料ロケットの方が大きくなります。

 

選択肢②が

「②(液体ロケットは固体ロケットよりも)

大きな比推力が得られる」であったならば、

正解は②と③となりましたが、

設問では、「推力」とありますので、

③のみが正解となります。

 

■【質問2】

2級 問7

「あなたは宇宙初期銀河をつくることにした。

必要な材料の組み合わせで正しいものはどれか」とありますが、

「あなたは宇宙初期銀河を~」ではないでしょうか?

 

【回答】

問題制作者の意図を尊重したものですので、

ご理解いただきたくお願いします。

ご指摘の文章であっても設問の正誤に

影響を及ぼすものではないと判断いたします。

 

■【質問3】

公式テキスト3級 2015~2016のページ112、ほぼ真ん中の、

アメリカ 月探査機サーベイヤー1号の年は1965ではなく、

1966ではないでしょうか?

そうしませんと、上下の年と釣り合わない気がします。

「恒星社恒星閣」さん発表の誤記表にありません。

 

【回答】

大変失礼いたしました。誤植です。

公式ホームページの正誤表に追加をいたしました。

訂正してお詫び申し上げます。

 

天文宇宙検定対策講座について

今年で6回目を迎える天文宇宙検定ですが、

『2級の勉強のしかたがわからない~!』

『文系だから数式はお手上げ!!』

という声をお寄せいただいております。

わたくしどもも、

「講習会を開く?」

「それって参加できない人が不利じゃない?」

などと、頭を悩ませておりました。

そんな折、

「天文宇宙検定の対策講座をやってもいいかしら?」

という、うれしいお話をいただきました。

対策講座を主催なさるのは、

アストロアカデミアという、

現役天文学研究者集団のみなさま。

講師全員が博士号をお持ちで、

いわば、天文学の寺子屋といった存在です。

アストロアカデミアさんでは、

7月26日から試験直前までの約2カ月をかけて、

インターネット講義【全10回】の開催を予定されております。

講義では、

『天文宇宙検定公式テキスト』に沿って、

天文学を系統的に教えてくださるそうです。

また、

8月15日・16日には、

東京会場で、集中講義も計画中だそうで、

現在、受講申込みを受付中です。

ただし、

残念ながら、有料ですーー。

(「なんだよー」という声が聞こえてきそう)

もし、ご興味がおありでしたら、

以下をご覧ください。

天文宇宙検定対策講座のおしらせ

なお、

対策講座の主催はアストロアカデミア様であり、

天文宇宙検定の運営組織が主催するものではございません。

受講者に合格を保証するものではございませんので、

くれぐれも誤解なきよう、あらかじめ御了承ください。

のしろ銀河フェスティバル2015

さる8月1日(土)。

「のしろ銀河フェスティバル2015」へ

行ってきました。

 

開催地である、秋田県能代市には、

JAXAの研究施設のひとつ、

能代ロケット実験場があるんです。

 

以前から『行ってみたいなぁ』と、

思っておりましたので、

どわいっ嫌いな飛行機に乗って、

行ってきましたよ。

 

さてさて、会場へは、

まず、秋田空港からバスで40分ほどかけて秋田駅へ。

そこから、会場最寄のJR能代駅までは、

JR快速リゾートしらかみで1時間ほど。

秋田駅でみかけた謎のゆるキャラ「リズム」さん。愛想をふりまくでもなくのんびりしていらっしゃいました。何のゆるキャラなのかネット検索してもわかりません! でも、ツーショット記念撮影をお願いしたら、やさしく応じてくれましたよ。

 

近ごろ人気の五能線へと続く車窓からは、

日本最大級の広大な干拓地、

八郎潟の、のどかな田園風景が続きます。

延々と・・・。

田園風景をながめながら、名物駅弁「鶏めし」をいただくのもオツです。

能代駅です。のどかー。

能代はバスケットの街なんですね。

見事シュートが決まると景品がいただけるという、能代駅構内の催し。ダンクシュートとかはありなんでしょうか?私はできませんけれども。

おぉぉー。駅構内にも「宇宙のまち」アピールが。

JAXAの施設がある街って、

もっと大きな街を想像していましたが、

とても静かな街でした。

 

メインの会場は3カ所。

「能代子ども館」、

「能代エナジアムパーク」、

「能代ロケット実験場」を

無料巡回バスでまわります。

 

無料巡回バスは、約40分間隔で出ています。

『座れなかったらどうしよう』という心配は杞憂におわりました。

 

バスは、海沿いの防風林のなか、

そびえ立つ風力発電の風車の下を

縫うように、の~んびり走ります。

 

 

これが、能代ロケット実験場。

広い! 広すぎる!

暑いのに、歩くの大変ー。

歩き回りませんでしたけども。

(すぐに不平不満が口に出るタイプ)

 

燃焼実験のようすが、

パネルで紹介されてました。

パネルで煙を吹き出している建屋が、

真空燃焼試験棟。

写真右に写っている建物が、上の写真で煙を吹き出している真空燃焼試験棟。かなりおおきいです。あたりまえか。

 

職員の方にお聞きしたところ、

ロケットの打ち上げ中継では、

轟音とともに、あっという間に、

空のかなたに消えてしまいますが、

約2分間、エンジンが燃焼し続けている様子は、

すごい迫力だそうです。

うーーん。見てみたい。

 

巨大な建屋のなかで、

実験時の映像を見せて頂きましたが、

こわいくらいでしたよ。

「エンジンが飛んで行ってしまいませんか?」

という私のアホな質問にも、

「がっちりホールドしてしまうと、

エンジンの力が測定できないですが、

飛び去ることはないですよ」

と、笑顔で解説してくださる職員さん。

(理工書の編集者として、

もうちょっと気の利いた質問ができないものか・恥)

 

同じ会場では、

フィルムケースと入浴剤でつくる

ロケット工作教室もありました。

 

親子連れで、のーんびりした雰囲気。

はしゃぐ子どもたちにこっそり混ざって、

誰かのおとうさんのふりをして参加しました。

(やりかたが、いつもこそく)。

名前なんだっけー。握手してもらっといてなんだけど。

人工衛星からの信号を

手作りアンテナで受信する体験も

直ぐ間近でみることができました。

 

ただ、心残りは、

スタンプラリーでJAXAオリジナルグッズを

ゲットし損ねたこと。

うかつでしたー。

(いつも物欲を満たそうとするバブル世代)

 

 

エネルギー館では、

宇宙服展示とともに、

ブルースーツの試着体験ができるそうですよ。

配られていたプログラム

 

物販もありました。

JAXAイベントではお馴染みのグッズに並んで、

漬物やさつま揚げが並んでいるのは、

JAXAの施設がある4市2町で、

「銀河連邦」というのを組織していて、

その地方の特産品も売っているからなんですね。

それにしても・・・、

「銀河連邦」ってネーミングセンスに、

かすかに漂うオタク臭。

「ボラー連邦」でも「ガミラス帝国」でもなく、

「銀河連邦」なのねー。

 

ロケット発射の音響を体験できるという、

5分程度の映像を

見ることもできました。

射場では、ロケットから半径3kmは立入禁止区域なんだそうです。会場ではその3km地点での音響を体験できました。お腹に響く音でした。

 

会場は、どこも、あのー・・・。

なんといいますか、そのー・・・。

とっても見やすかったです。

混んでませんでしたので(苦笑)

 

で、バスに乗って、

モデルロケット1000本同時打上げ会場、

下浜埠頭へ。

 

埠頭にはパイプいすがズラズラーっと並べられ、

パブリックビューイングもありました。

射場は埠頭の観覧席から川を挟んだ向かい側。

モデルロケットは、

高さ30cmくらいでしょうか。

モデルロケットは色とりどりに着色されていました。

カウントダウンは30秒前から。

ロケットは、100mくらいまで上がるそうですが、

当日はあいにくの曇天で、

どこまで上がったものやら、

すぐに見失ってしまいました。

 

でも、

埠頭のアスファルトの照り返しや、

蒸し暑さを一瞬にして吹き飛ばす、

爽快なイベントでした。

そのときの動画は、こちらからどうぞ。

 

モデルロケット1000機 同時打ち上げ

 

帰りは新幹線。

あぁ~。地面に足がついている安心感。

ラブ車輪。

 

「のしろ銀河フェスティバル」は、

東北に一泊でのんびり出かけて、

ぶらりと寄ってみるのも、楽しいかも。

 

欲を言えば、

もうすこし、イベントの内容が、

増えるといいなぁ。

能代駅から都内 上野駅までは、特急と新幹線を乗り継いで約5時間ほどです。